~何のため、誰のために、今何をするのか~
2018年6月3日(日)、関西大学梅田キャンパスにて開催させて頂いた『Entrepreneurship AZ’18<My Missionの創造>』の様子。後編です。
前編の『問題意識の探求』『問題の深堀り<議論>1ラウンド目』に続き、後編は『問題の深堀り<議論>2ラウンド目、3ラウンド目』『My Missionの創造』の様子をお届けします!
【問題の深堀り<議論>2ラウンド目】
17テーマの議論を同時に複数のテーブルで実施していきます。
たとえば、こんなテーマが。
「停滞している日本にカツを入れて、世界をリードできる日本に復活させたい!」
「働きやすい 暮らしやすい 社会を実現する」
「広い世界を知れない受け身の教育」
「自分と大切な人を守る為には」
「人生の密度」
「SDGsの目標を達成するためにする行動は何か?」
「自立・持続できるコミュニティ」
「ステレオタイプ(偏見)のない社会」
など
お次は、【問題の深堀り<議論>3ラウンド目】
たとえば、こんなテーマが。
「人が幸せを実感できる生き方は?」
「笑顔あふれる前向きな社会」
「日本人が日本のことを知らない」
「他人に合わせる自分はだめなのか?」
「核のない世界」
「人のためになると思う仕事」
「お互いの気持ち・チャレンジを応援しあえる為の教育」
「恋人・結婚相手または話し相手の正しい見つけ方・選び方」
など
最後のワーク
【My Missionの創造】
今日1日考えてきたことを元に、
「何のため、誰のために、今何をするのか」を考える時間
自分が最も解決したい『問題』を、何のため、どんな人のために解決したいのか。
その『問題』が起きている複数の原因の中で、自分が最も(または一番初めに)解消すべきと考える原因は何か。
その原因を解消するため、1年以内に自分はどんな具体的な行動を行うのか。
ということを、「ワークシート」と「共感マップ」を使用してそれぞれ個人で考えていきました。
その後、グループ内での個人発表と質疑応答を行い、今日1日を終えていきます。
最後に、『Entrepreneurship AZ<My Missionの創造>』のコンセプトに込められた想いなどを聴き、
【多様な視点・価値観が交わる中で、自分なりの答えを見つけ行動していく一日】
を終えていきました。
【以下は、参加者アンケートの一部抜粋です。】
■社会人
・たくさんの人と話が出来、深く問題について考えることができてよかった。こんなにたくさんの人が、同じお題に対して真剣に考える機会は今までなかったので楽しく過ごせた。学生~定年を迎えられた方まで、思考の移り変わり、価値観の変化をリアルに感じられた。(20代)
・ワークショップを通して、様々な年代の方と意見交換ができる。テーマに関する内容から自分の考え方にプラスされる発見がある。考えが少しずつまとまっていったり、派生することでこんな問題にもつながっていくのかとの気づきがありました。(20代)
・普段とは違った環境の中で、ファシリテーターさんの問いかけによって考えを深めることができました。一人でやると一日でここまでは進まないと思います。ストレートな声が心に刺さる場面が何度かありました。(30代)
・自分が解決したいと思っていた問題の明確化ができたと同時に、その問題の前提にあることを解決しようとしている方に会えた。年齢問わず、「生きがい」「生きる目的」に悩む人が多いと感じた。(30代)
・様々な立場の人々と、かなり共通した想いを共有し、言葉にできた。社会の課題について真剣に考えている人たちが、社会人、学生共に多くいたことに感心した。ただ、学生は主に内面について、社会人は主に環境面(組織etc.)についてのテーマに関心が高かったように思えた。かなり思考することや話すことが多く、慌ただしさも感じたが、楽しく充実したイベントだったように思う。(40代)
・社会人だけではなく、大学生、高校生の方々と違う立場、様々な考え方を持った方々と議論を交わすことができ、今後、仕事や生活面での課題解決の参考になった。学生の思っている悩み、問題に気づき、会社・社会として対応(改善)していく必要がある。(50代)
・最初に記入した思いつくままのやりたいことと、最後に記入した内容のギャップに我ながら驚いた。自分の漠然と考えていたことが、急に明るみに出てきた感じで役に立ちそうだと感じた。中学生とご一緒することがままあったが、意外と社会に対する不信感や不安を抱いているものなのだと気づいた。ただそれは、将来自分達が解決すべき事柄である、ということを明確に意識していないことが気になった。(50代)
・いろんな立場の人とザックバランに話せる機会がもてて、とても刺激的でした。年齢に関係なく、よく考えている人たちが多く勉強になりました。自分の考え方や意見のあり所が偏ってきていると客観視できたのはとてもよかった。(60代)
■大学生
・自分を知る大きなきっかけとなり、これから考え行動していく指針が明確となった。社会のことをまだまだ知らないなと感じた。
・自分が今後行いたいこと、解決したい課題が見えた。素晴らしいご縁があった。満足にディスカッションができた。想像以上のインパクトでした!
・自分がやりたいこと、価値を与えたい人が明確になった。違った世代の方から自分のやりたいことについて意見をもらって、気づけなかったことに気づけました。
・今まで、自分の悩みはずっと抱えていただけだったけど、口に出して言うと、それを解決しようとしている人がいたり、真剣に話を聞いてくれる人もいて、考え方がポジティブになった。やはり、社会人の方は言う言葉が重くて(良い意味で)、ただ、それが自分の不安材料を吹き飛ばしてくれるような安心感がありました。また、若い世代からは自分よりももっと行動していて負けてられないと勇気も与えられました。今までこんなに自分の気持ちを語ったことがなかったので、参加して本当に悩んでいたことがふっきれました。また、色々な人と知り合うことができて本当によかったです。ありがとうございました。
■高校生(+中学生)
・私が思っていた働き方(ずっと同じ会社)とは異なるもの(転職を何度もする)などに触れたり、多様な考え方を知ることができました。また、会社に入る以外の選択肢の起業などの練習として、何か今起こしてみたいと思えました。自分のこうであるべきというルートがいかに凝り固まったものであるかと感じた。
・自分に持っていない価値観や、学校で話しても否定されるようなことでも、ここでは認められた。いろんなことを学べた。学校では「普通」じゃないことが、ここでは「普通」でした。自分の知識はまだまだと感じた。
【共催】
NPO法人あすいろ
関西大学梅田キャンパス/Kandai Me RISE
【協賛】
永伸商事株式会社様(ミネラルウォーター「ミライズ」ご提供)
◇本年3月実施『Life Create AZ’18<未来ストーリーの創造>』の様子もご覧ください◇
<前編> http://asuiro.or.jp/20180323-2/
<後編> http://asuiro.or.jp/20180326-2/
(ライター:小野利経)