塔南高校「総学の時間」第11回(7月11日)は、前回の【発散と収束】に続き、チームで考えた内容をクラス皆の前で発表していきます。
前回提示されたミッションは、
【塔南高校を今より魅力的な学校にするための提案をせよ!】

多くの生徒が、皆の前に出て注目される中で発表することにあまり慣れていない様子で、緊張しながらも、それぞれの発表方法で発表がされていきました。

振り返りでは、
「他のチームの発表方法が参考になった。」
「今度また発表する機会があれば、もっと相手に伝わるような発表をしたい。」
「今回は自分で発表しなかったので、次回は自分で発表したい。」
など、人前でうまく発表することに対して、意欲的になっている生徒が多数いました。

たとえば、こんなチーム発表がありました。

◇「割れ窓理論」を理由として、設備面の改善を行うことにより、学校全体の雰囲気が良くなり、学力向上や学習意欲向上につながると発表したチーム

◇部活が終わって帰宅した後の宿題のしんどさをなくし、授業時間を増加したほうが学力向上につながるのではないかと発表したチーム

◇今すぐできることと、時間をかけたらできることに分けて発表したチーム

◇発表内容のメリット・デメリットを押さえて発表したチーム

◇「毎日が青春」というテーマで、脚が取り外し・取り付け可能な♡型の机や部活等で汗を流した後入れるシャワー室などの設置を発表したチーム

◇勉強が嫌いだから学校に行きたくないではなく、学校に行きたいから勉強するようになるための提案を発表したチーム

◇提案したことを実現するために必要な、費用の捻出方法(3Rなど)も含めて発表したチーム

◇学校が京都市と同じ大きさで、校内をバイクで移動するといった独創的な発表をしたチーム

など、様々な発表がされていきました。

最後に、第10回、第11回を通しての生徒の振り返りの一部を以下に記します。

・自分でしっかり考える力をつけたい
・もっと想像を越えた意見を出したい
・まとめる力をつけてそれを素早くできるようにしたい
・他の人の意見がとても新鮮に感じられたので他の人の意見も大切にしていきたい
・お互いがお互いを尊重し合うことが大切と感じた
・1つの話題を広げていってまとめるのはすごく楽しかったし、難しかった
・チームで何かをつくってチームでそれを発表するのは心強いし楽しかった
・どんな風に模造紙を書いたり、意見をまとめるかを自分達で決めるのが難しいと思った

・もっとよく伝わる方法を考えたい
・時間配分を考えて、相手に伝わりやすくする
・周りの人を意識してみるようにする、相手の目を見て話すように心がける
・前に出ると緊張してアドリブとか話せなかった
・発表内容をもっとまとめておけばよかった
・発表の仕方が悪かったので、模造紙に書いてあるものだけでなく、考えながら言えるようになりたい
・レイアウトをもっとちゃんとわかりやすくすれば、見ている人にもわかりやすく伝わると他の班を見て思った
・たくさん練習を重ねて、相手にもっと知りたいという気持ちになってもらえたらいいなと思った
・今後はチームで早いうちから計画立てて練習したりする!
・こういう機会がもう一度あるなら、あらかじめしっかりと班のメンバーと話し合いたい

(ライター:小野利経)

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