塔南高校「総学の時間」第2回(4月25日)は、挑戦とストレスの関係性を知り、自分のパフォーマンスをあげるために必要な要素を理解していきます。前回と同じく、チームで考えるクイズを通しての学びです。

<Q1.現在、仕事や職業生活に強い不安、悩み、ストレスを感じる労働者の割合は?>
<Q2.ストレスを正しく説明しているのは?>
この2つのクイズを通して、
「どのようにストレスは発生するのか」
「ストレス反応はどのように現れるのか」
「ストレスとパフォーマンスの関係性」
を知り、ストレスをかけたほうがよい場合と悪い場合を理解していきます。

そして、ストレスに関する<3つの領域と成長>の説明が。
①コンフォートゾーン(快適な状態『学びの機会は限定される領域』)
②ストレッチゾーン(適度な刺激・緊張がある状態『最も成長する領域』)
③パニックゾーン(混乱・不安になる状態『学ぶことができない領域』)

<3つの領域セルフチェック>
ということで、それぞれ自分にとっての各領域に該当する行動を記載し、チーム内で共有していきます。たとえば、こんなことが共有されていました。
①コンフォートゾーン
寝る、友達としゃべる、音楽を聴く
②ストレッチゾーン
勉強、部活、野球の自主練
③パニックゾーン
受験前、試合中、大事な試合での先発

ここから、本日のメインミッション
<学級内C-Zoneアンケート>
クラス全員で車座になり、
クラスの1人が考えた質問に対して、自分が上記①②③のうち、どのゾーンに該当するのかを、教室全体を使用して共有していきます。
クラスの3分の1以上の人が質問をするまで終了しないというミッション。
質問者は、車座の中心でクラス全員に質問をする。ストレスがかかるワークです。
スムーズにいくクラスや、1人目までに時間がかかるクラスなど。質問内容含めそれぞれのクラスの特徴が現れたワークとなりました。

たとえば、こんな質問や反応が飛び交っていました。
・好きな人に告白できる人は?
「余裕、がんばればできる」が多いクラスもあれば「できない」が多いクラスも。
・人前で発表できる人は?
全クラス「がんばればできる」が多い様子。

・先生とハグできる人
男子に人気の先生。ネタ的に誰もこない先生。どの先生もうれしそう。
・おれとハグできる人
残念。ゼロ。
・このクラスの異性とハグできる人
ほぼ無理。

・カレーライスつくれる人
女子は余裕。
・カップラーメンつくれる人
全員余裕。

・ずっと笑顔で生きていける人
大多数むり〜。
・和式便所いける人
いけない人が多い様子。ジェネレーションギャップ・・・。

・クラスの同性と手をつなげる人
女子は大半余裕。男子はキモい!との反応多数。
・同性と口づけできる人
女子は「余裕、がんばればできる」が多数。
男子も「がんばればできる」が意外にも数名いました。手をつなぐだけで拒否反応を示していたクラスに対し、この質問が出たクラスの男子とのギャップ。

ということで、「がんばればできる」という挑戦の感覚が人それぞれ違うこと。そして、その時々の自分や相手の状態に適したストレスの掛け方を意識する必要があることを学び、本日の授業を終えていきました。


(ライター:小野利経)

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