☆【授業レポート4】将来身につけたいあなたの価値は何ですか……?☆

「実現したい自分の未来を考え伝える力をつける」
こうした目標を実現するべく、あすいろは「ライフキャリア」を考える授業を塾にも届けています。全4回の授業のうち、いよいよ最終日(3月26日)DAY4のゴールは「未来へのストーリーを描き伝えられるようになる」こと。
授業風景の一部を紹介します!

前回のワークでは「6年後、社会に対してどんな価値を提供できる自分になりたいか」という問いと向き合いながら、
「ありたい自分、なりたい自分」を考えていきました。
今回は、さらにテーマを仕事に絞って、「6年後、社会に対してどんな価値を提供できる仕事をしたいですか?それはなぜですか?」という問いについて、具体的に掘り下げていきます。

ここで考える仕事は、職業名ではなく仕事内容が他人に伝わるように自分の言葉で考えた仕事。最初は戸惑っていた生徒さんたちも、少しずつ漠然としていた考えを自分の言葉にしていきます。
・自分のアイデアを他人に形にしてもらう仕事。分野は問わない。
・食を通じて人が健康や幸せになれる価値を提供する仕事。
具体的なイメージがある子も、まだ具体的になっていない子もそれぞれがシートに記入していきます。

ここで講師の宮本さんから「社会に価値を提供する方法として代表的なものは、企業に所属して企業として提供する方法と、自分で直接提供する方法の2つがあります。
自分がやりたいこと(自分視点)を実現するためには、企業側や社会側のニーズを実現する(社会視点)という考え方が大切。お互いのニーズを満たすという構図を理解することが必要。」と説明が。

次に、「大学卒業時点で自分が保持しておきたい価値(知識・能力・人脈など)」を、一旦社会視点を捉えたうえで、自分事に落とし込んでいくワークにチャレンジ。
どんな知識やスキル、人とのつながりが必要とされるのか、想像できる範囲で考えていきます。もちろんめざす仕事内容によっても、具体的な内容はさまざまですよね。
・研究者になりたいから、プレゼン能力もいると思う。
・頼んだらしっかりと笑顔で仕事をしてくれる人ではないかと思う。
・管理栄養士とかになりたい。食の関係につきたい。栄養、医療、旬の食材に関する知識もいると思っている。他分野の人たちとのつながりも必要。
・世の中に求められているかを考えるプロデュース力、相手が何を望んでいるかを考えるコミュニケーション能力。みんなが興味をもってくれていることを感じられることも大事だと思っている。
・社会を見る目、新しいことを考える人とのつながりを持ちたい。
・海外で活躍したいから、海外の文化、高い目標、他者との共感をつけたい。

その後は、ライフキャリア(学びや余暇、家庭など)の視点も踏まえて考えた、知識・能力・人脈を、「いつ」「どこで」「どのように」獲得していけばよいのか、という獲得までのプロセスを真剣な面持ちで考えていく生徒さんたち。

いよいよ、これまでの総集編。
さまざまな視座から、価値観や考え方を整理した上で、
より身近なテーマである「大学へ行く目的」を考えます。
そして、大学生の未来図をもとに、そこにたどりつくために「高校在学中に何をすべきと考えますか?」という問いに自分なりの答えを表現していきました。

【参加者のみなさんから全4回を通した様々な感想が届きました】
・将来と現状に対して真剣に取り組み考える機会をもつことができてよかった。
・自分の今足りていないところがたくさん発掘できた。
・やりたい仕事の断片がみつかった。
・普段あまり意識していないことや、自分の将来について考えることで新しい発見もありました。これからの人生の中で活かしていけることも多いと思います。
・講義の内容はもちろん、人からどう話を引き出すかという技術までもついたような気がします。
・今回のことで、将来なりたい自分や方針をより明確に考えてイメージすることができました。
・世の中には2種類の人間が存在する。夢をもつ人間とそうでない人間である。自分は今まで後者であったが、これを機に前者になりたいと強く感じた。
・全4回の講座でクリシンや自分自身が大切にしている価値観等、普段自分ではしれない発見できないものを知ることができました。

あすいろは今後も、高校生が自分の「ありたい姿」について考え、そのための道筋を描き、伝える力を育む授業やワークショップを届けていきます。

(ライター:松尾美里)

当日の写真ギャラリーはこちら