2017年1月22日に開催された「教員×企業人」架け橋イベント(後編)の模様を、一部お届けします。

まずは、教員と企業人がまざって4~6人のグループをつくり、次のテーマで激しくディスカッションスタートです!! 
テーマ1 20年後の社会で活躍するために求められる人材像とは
テーマ2 そのために我々が今具体的に実施しなければならないことは何か

「民間企業だと◯◯という考えで動くが、学校現場ではどうか?」といった、企業人と教員の両方がいるからこそ生まれる発想が、そこかしこで飛び交います。
自社では当たり前の考え方や習慣も、学校現場では新鮮に感じられることもあれば、逆もしかり。異なる立場からの意見が、各自の常識の枠をはずしてくれます。

最高潮の盛り上がりを見せながらも、各グループの代表者から発表タイムへ。
そのほんの一部をご紹介します。

「テーマ2については、多様性を認められる社会をつくりたい。レールをはみ出したって構わないということを、自身が体現して子どもたちに伝える場をつくりたい。学校側は多様な生き方をしている大人を学校に連れてきて、社会人側は今回のイベントのような場に、どんどん周囲を巻き込んでいくことが必要だと思う」
「人と人をつなげていく場づくりがしたい」
「異文化のコミュニケーションがとれる場づくりにとりくみたい」

このように、発表の中で多く飛び交ったキーワードが「場をつくる」ということ。これを聞いて、主催者兼モデレーターの永野仁士さんから熱いエールが。
「今日ここでのプレゼンやディスカッションから生まれたアイデアを宣言して終わりではなく、自発的に行動に移していってほしい。イベントを開くとか、ここで出会った人や自分の周りの人を巻き込んで、どんどんプロジェクトが立ち上がっていくよう願っています。私も早速高校生と企業人を集めて2/11(土)にイベントをします!」

じゃあ明日から具体的にどんな一歩を踏み出すのか? 何名かの方に宣言していただきました。
懇親会でも熱いトークは続き、早速今日のディスカッションからインスピレーションを得て「投資の学びを深めるイベントをやります!」といった宣言が飛び出し、実現に向けて動き始めたそうです。
気づきや刺激を得て終わりではなく、今後につながる「行動」、そして企業人と教員の新たな「協働(コラボ)」の芽が生まれていった「教員×企業人」架け橋イベント。
現場の白熱した議論、熱気はぜひ次回の「中高生×企業人」架け橋イベントで感じてみてください!


(ライター:松尾美里)

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