☆【授業レポート3】ありたい自分について考えたことはありますか……?☆

「実現したい自分の未来を考え伝える力をつける」
こうした目標を実現するべく、あすいろは「ライフキャリア」を考える授業を塾にも届けています。全4回の授業のうち、3月19日に実施したDAY3のゴールは「ありたい自分に出会う」こと。
授業風景の一部を紹介します!

ありたい自分を探すための第一歩は、DAY2で明らかにしていった、自分が大切にしたい価値観を踏まえて、「働く」ことの価値や意味を考えること。
社会人に対して、「あなたにとっての働くとは何ですか?」を尋ねたアンケート結果をもとに、それぞれが感じたことを共有し、
「企業とは何のために存在するのか」という問いについて考えたところで、
「今の自分が社会に対して提供できる価値は何か?」について掘り下げていきます。

「どんな人(誰)に対して、どんな価値(何)を提供できそう?」
こんな問いって、なかなか普段考えることがないですよね。
「思いつかなかったら、自分の周りの人を思い浮かべてみて」という言葉に後押しされ、
参加者それぞれの目線で答えが出てきました。
・親や塾に合格通知を提供する
・妹に勉強を教えてあげる
・友達を笑わせてあげる
などなど、等身大の考えが表現されていきます。

次のワークのお題は
「将来(6年後)、社会に対してどんな価値を提供できる自分になりたいか?」
その理由も含めて考えてもらいます。
「どんな人(誰)に対して、どんな価値(何)を提供して、何を得たい?」
6年後、どんな生活をしているのか、働いているのか、様々な思いを馳せながら紙に書き、
各グループで発表タイムへ。
・自立して、親に安心感を与えてあげたい。理由は今あまり親に対して感謝できてないから
・好きな芸人さんを応援しつづけて、6年後にはテレビでいっぱい活躍しているところを見たい

こうして思考を深めて、共有をした後、講師の小野さんから投げかけられた問いはこちら。
「あなたはどういう人間になりたいですか?」
「どういう人生を歩みたいですか?」
・つらさを楽しめる人間
・まわりを気にしすぎない人間
・信頼される人間
・ラブコメの主人公のような人生
・家庭を築いたら安定したいけどそれまでは色んな事にチャレンジしたい
バラエティ豊かな答えが続出。
自分の感じていることを紙に書いて発表する中で、これまで明確でなかった<なりたい自分>が具体的になっていきます。

その後は、言葉にした<なりたい自分>を、「まだ実現できていない、自分の中にない」と感じることと、「既に実現している、自分の中にある」と感じる<ありたい自分>に分けていきます。

最後に小野さんから
「<なりたい自分>は、自分を成長させていくうえで重要となる想い。そして、既に自分の中にあり、将来も持ち続けたい<ありたい自分>を大切にすることが重要。<ありたい自分>は、【今ここにある自分】そのものであるため。そのうえで、<なりたい自分>に向けて、まだ実現できていない部分を実現していくことが大切。
今回、言葉にしきれなかった人もいると思うけど、仮でもよいので、一旦言葉にしてみる【経験】をすることが大切。<ありたい自分>とそれに基づく<なりたい自分>を考えること自体に意味があります。」とのメッセージが。

いよいよ最後のDAY4の授業テーマは「未来へのストーリーを描く」です。
高校生たちがどんな未来図を描くのか、乞うご期待!

【以下は、高校生のDAY3振り返りの一部です】
・なりたい職業やしたいことは言葉にしやすかったが、人生という大きいくくりで考えた時にまだ全然決まっておらず、表現するのが難しかった。
・価値(何)を提供できるかということを考えたことがなかったので、人に対して提供できることの違いに驚いた。
・現状で人に与えることに関してあまり考えてこなかったことに気づいた。
・一人一人の「なりたい自分」は当たり前だけど全然違う。それでも成り立っている社会はすごいと思った。
・なりたい自分が具体的に浮かび上がって何をするべきかわかった。なりたい自分に向けていろいろなことに挑戦していきたい。
・自分の中で達成できている「ありたい」部分はもちろん、達成できていない部分を「なりたい」自分へと近づけていきたい。
・今日書いた「ありたい」自分のままでいたい。
・僕は表面的な事を考えていたが、今回のワークの中のグループで話をしている時、メンバーたちは内面的な心の面に視点をおいた意見がでて、なるほどと思うことが多かった。

(ライター:松尾美里)

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